10月10日リリースのカセットテープ&7インチレコード「ハイキング / Midori」についての情報を紹介していきます。
今作は全6曲収録。
A1「ハイキング」
この歌を作るきっかけになったのは、旅をしながら十勝に暮らす編集&デザインチーム「チームヤムヤム」さん。
2016年春、彼らが制作した、野山で淹れるコーヒーのためのホーローマグ「 ”架空の”コーヒースタンド[くものうえコーヒー]のオリジナルマグ」のために8小節の歌を作りました。
その歌は楽譜になって、ホーローマグにデザインされています。
そのときの歌がこちら。
この歌の続きを作りたい。その想いをずっと心に留めたまま、彼らが主宰するイベント「夏至のピクニックパーティ -育つ庭-」(北海道・中札内村)に tricolor で出演するようになりました。彼らが思い描き、そして作り出す風景に共感しながら、いつかまたそんな風景の中で歌いたいという願いを込めて、2020年春、のどかな外の景色を眺める毎日から生まれました。
オリジナルマグの詳細はこちら。(今作のリリース記念に割引セールを開催してくださっています…!)
歌が完成してすぐの晴々とした日、思い切って部屋を飛び出し、屋根の上で歌ったりもしました。
今作では、アコースティックギターとピアノのサウンドに乗せて、初夏にこの歌を実際に一緒に演奏してくれた、中川理沙さん、paniyoloさん、sayaさんに参加していただきました。彼女たちの紹介はまた改めて。
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A2「June 1」
ピアノの即興的小曲。
4月から5月いっぱいにかけて、新しいものを生み出すモチベーションを上げるため、YouTubeにこれまで自分が作った楽曲やお気に入りのトラディショナルの楽曲の演奏動画をアップする活動を選びました。
そんな中、少しずつバンドメンバーや他のミュージシャンと、共同で何かを作りはじめる動きがはじまっていきます。
tricolorでは、メンバーの長尾晃司さんがアニメーションを制作し、新しい楽曲とともに公開する活動が。「tane」「sing」の2作に続き、長尾さんから「アンニュイなピアノベースの楽曲でアニメーションを作りたい」というリクエストをいただきました。
それからあまり日も空けず、久しぶりに新しい何かをつくる気持ちで鍵盤に向かい、その高揚のままに音符を五線譜に定着させず即興的に演奏したテイクです。
この楽曲に2人の演奏とアニメーションが加わった作品も近日公開予定ですが、2人の了承を得て、瑞々しい制作のよろこびの記念にピアノソロヴァージョンのまま収録しました。
ちなみに、この日を境にそれまでのYouTubeでの演奏動画はぱたりと止んでしまいましたが、またいつかはじめるかもしれません。
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A3「Home Again」
tricolor「キネン」に収録した楽曲を、アコースティックギターでセルフカヴァーしました。
4月半ば、ウクレレ奏者のzerokichiさんと、iimaのイシイタカユキさんから「アトリエ穂音」を応援するコンピレーションアルバム「Sound on the Water」への参加のお誘いメッセージが届きました。
福岡にあるアトリエ穂音は、日本画家 比佐水音さんが運営するアトリエ兼教室。僕も2度ソロライブをさせていただいた、ギターの音が豊かに、かつ冷静に響く、お気に入りの場所です。
前述のように創作活動のヒントを模索していた頃、こうした機会をいただけたことは、視線が前を向くきっかけになりました。
このコンピレーションアルバムに収録したテイクを、zerokichiさん、イシイタカユキさんの了承を得て、今作にも収録しました。(カセット用に音質を微調整しています。)
コンピレーションアルバム「Sound on the Water」情報ページはこちら(CD-R版とデータ版があります)
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SIDE A はこの3曲。「ハイキング」の歌とピアノ、ゲストの演奏以外は、全て自宅で収録しました。
SIDE B 収録の楽曲については、また次回記します。
〈ハイキング / Midori〉information